院内には、診断や病状をできるだけ迅速に正確に把握できるように、感染症に関する迅速検査や血液・尿検査、レントゲン検査、超音波検査、呼吸機能検査を導入しています。
なお、お子さんの症状に応じて、高度な検査・治療が望ましいと考えられる場合は、適切な近隣の高度医療機関を迅速にご紹介いたします。
担当する副院長は、日本アレルギー学会認定専門医とアレルギー診療 や論文・学会発表を継続し、専門医養成の指導の役割を担う日本アレルギー学会指導医を取得しています。小児の「ぜんそく」、「アトピー性皮膚炎」、「食物アレルギー」、「花粉症・アレルギー性鼻炎」、「蕁麻疹」などの診断や治療を、各学会機関が刊行しているガイドラインを 基本にしながら、お子さんお一人ずつの適切な診療を行っています。 アレルギーの病気詳しくはこちら >
「咳」や「ゼーゼー」、「湿疹」や「皮膚のゴワゴワや乾燥」、「鼻症状」、「食べ物を食べた時の気になる症状」などを繰り返すまたは長引く場合は、是非ご相談ください。
特に、赤ちゃん期にアトピー性皮膚炎がある場合は、成長に伴って食物アレルギーやぜんそく、鼻炎などほかのアレルギー疾患を発症する確率が高くなることがわかっています(これを、アレルギーマーチといいます)。
したがって、当院では、赤ちゃん期のアトピー性皮膚炎の診断や治療を適切に行って、アレルギーマーチの進行を抑えていくことを心掛けています。スキンケア方法や抗炎症外用薬(2021年~小児適応となった新規の外用薬やステロイド外用薬)の使い方も重要ですので、ご不安な場合はご相談ください。
食物アレルギーについては、「正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去」が、現在の治療・管理の原則です。したがって、当院では、正確な診断に至るように努めるとともに、食物経口負荷試験(適応のあるお子さんのみです)を実施することで、原因食品の完全除去からできるだけ部分解除(食べられるものは食べていく)にステップアップすることを目標とした診療を行います。
園や学校に提出するアレルギー疾患に関する書類作成や、アドレナリ ン自己注射薬(エピペン®)やぜんそく治療薬、免疫療法などの適切な方法についてのご相談も承ります。